第13次五カ年計画期間国家重大科学技術インフラ「宇宙環境地上観測ネットワーク(子午プロジェクト2期)」が正式に着工した。これは国が北京懐柔科学城に展開する5つの大科学装置のすべてが着工したことを意味している。北京懐柔総合的国家科学センターの基本枠組みが形成しつつある。科技日報が伝えた。
「子午プロジェクト」1期の完成に伴い、2期の建設が期待を集めている。「子午プロジェクト」運営センターの関係責任者は「これは中国域内に長さ約3000キロ、高さ数百キロの宇宙長城を建設するようなものだ。科学者は地表、中・高層大気、電離層、磁性層、さらには地球の半径の10数倍離れた星間空間環境を一望できる。来年衛星を打ち上げるならば、関係当局は1、2日前に子午プロジェクト観測データを予測の根拠として調べることができる。太陽に激しい活動の兆しがあれば、打ち上げを延期する」と話した。
説明によると、「子午プロジェクト」2期は北緯40度、東経100度に観測ステーションを建設し、1期と共に全国地上「井」型観測ネットワークを形成する。他国の関連プロジェクトと比べると、これには地磁気検査ネットワーク、さらに無線通信、宇宙ロケットがあり、総合性を持ちネットワークとリンクの構築が可能だ。世界の観測における複数の「トップ」を打ち立てる。(編集YF)
「人民網日本語版」2019年8月20日