「米国の乱暴な中国への内政干渉を強く非難する」、「中国香港は米国とは関係ない」……香港地区の地下鉄「中環(セントラル)」駅付近の遮打花園(チャーター・ガーデン)で26日午後2時30分ごろ、百人以上の香港市民がこうしたスローガンが書かれた横断幕を手に、シュプレヒコールをあげていた。新華社が伝えた。
8月26日、米国駐香港総領事館へと行進するデモの参加者たち(撮影・劉大偉)。
行進の発起人である曹達明さんは、「我々は香港を建設してきたのに、暴徒たちは香港を破壊した。暴徒たちの背後には後ろで糸を引いている存在がいる。最近では武力衝突もエスカレートし、警察や市民が負傷している。米国の香港介入を我々は強く非難する」と語る。曹さんによると、今回の活動には「愛港連盟」や「維港之声」、「香港広西社団総会」などの組織から100人以上が参加したという。
香港邦加僑友会の周鴻生理事長は、「公開されている資料によると、我々には米国が背後で暴徒たちを支持していると信じるに足る理由がある。我々は米国の中国に対する内政干渉を強く非難する」と語った。
香港市民の郭興城さんはインターネットでデモ行進の情報を知った。「香港の情勢は今も混乱している。我々が自発的に参加したのは、米国の香港への介入に抗議するためだ」と郭さんは語った。
8月26日、米国駐香港総領事館へと行進するデモの参加者たち(撮影・盧漢欣)。
デモ行進の参加者らはスローガンを叫びながらゆっくりと行進し、米国駐香港総領事館に到着。「香港の暴徒は米国が作り出している」、「米国は黒幕だ、ただちに手を引け」、「私たちの香港を誰が守ってくれるのか」といったスローガンを叫ぶ声が再び高まった。
香港市民の揭玉群さんは現在介護関係の仕事をしている。揭さんは、「2ヶ月以上、香港の交通や観光、市民生活が大きな影響を受けている。香港は国際化された大都市。論争や議論は暴力を使ってではなく、話し合いを通じて文明的かつ平和的に解決すべきだ」と語っていた。(編集AK)
「人民網日本語版」2019年8月27日