中国のデジタル経済、5Gが225兆円の成長をけん引

5Gは今年9月に正式に商用化される見通しとなった。中国国際スマート産業博覧会2019が26日から29日にかけて重慶市で開催される。当然の流れで、5Gが最も注目を集める技術、最もホットな話題となっている。科技日報が伝えた。

中国情報通信研究院の王志勤副院長は、同研究院の試算を引用し、「5Gは2020−25年に中国のデジタル経済15兆2000億元（約225兆円）の成長をけん引する。5Gは人工知能（AI）やビッグデータなどのICT（情報通信技術）と融合しつつ発展し、デジタル経済の生産・組織方法、資源配置効率、管理・サービスモデルの深い変革を促す。中国各省が5Gの発展を計画しており、融合応用が注目の焦点になっている。今年7月現在、重慶を含む全国の省・直轄市が35の5G関連政策文書を発表した。5G応用の今後の重点は、クラウド・マルチメディア、スマート医療、産業のインターネット、IoV（自動車のインターネット）に集中する」と述べた。

5Gデジタルモデルチェンジ戦略家で「クラウドノミクス」の著者であるJoe Weinman氏は、「5Gは世界の産業に深い変化をもたらすが、未来の5G発展のチャンスは中国にある。5Gは世界の産業のデジタル化に大きなチャンスをもたらし、多くの新製品を生む。中国の関連する発展計画と実施案により、私は5Gの中国における応用の見通しに期待している」と話した。（編集YF）

「人民網日本語版」2019年8月28日