今年の中秋の月は「十五夜より十六夜の方が丸い」

最も丸くなる時刻は「正午」

人民網日本語版 2019年09月10日16:26

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お月様が1年で最も見頃となる中秋節(旧暦8月15日、今年は9月13日)が近づいている。天文の専門家は、「今年の旧暦8月で最高の『お月見』タイムは、旧暦8月16日に到来する。そのため昨年同様、今年の中秋の月も、『十五夜の月より十六夜の月の方が丸い』ことになる。最も丸くなる時刻は、14日午後12時33分だ」と紹介した。新華社が伝えた。

なぜ最も丸い月が十六夜に現れるのだろうか?天津市天文学会の李梅叢副理事長は、以下の通り説明している。

「旧暦1日が来ると、月は全く見えなくなり、この月は『新月』あるいは『朔』と呼ばれている。旧暦15日ごろになると、真ん丸としたお月様が夜空に現れ、これは『満月』または『望』と言われる」。

「月が地球の周りをまわる公転のスピードは、一定ではなく速かったり遅かったりする。『朔』から『望』になり、再び『朔』になるまでにかかる時間は、平均29.53日。したがって、月が『朔』から『望』になる平均時間は、計算上では14日18時間22分だが、実際には、この平均時間よりやや長くかかる時、あるいはやや短くなる時がある」。

「中秋の月が最も丸くなる時刻は、旧暦16日の正午ごろではあるが、これが人々のお月見に影響を及ぼすことはない。最も丸い月であるかどうかは、肉眼で見る限り、十五夜、十六夜、十七夜の月はほぼ差がなく、どの月もたっぷりと豊かな円で、円満そして仲睦まじさを表している」。(編集KM)

「人民網日本語版」2019年9月10日

  

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