中秋節(旧暦8月15日、今年は9月13日)が近づくなか、中国商用飛機有限責任公司は8日、微博(ウェイボー)公式アカウントで、中国国産の大型旅客機C919が初の「試験デモ飛行」に成功し、飛行軌跡で月餅の形を描き出し、中秋節を祝うメッセージを伝えたと発表した。北京青年報が伝えた。
同社によると、大型旅客機C919(ナンバー104)が7日午後2時6分、中国商用飛行機テスト飛行センター東営基地から離陸し、その飛行軌道で大きな「月餅」を描いた。今回のテスト飛行を担当したパイロットは蔡俊氏、徐遠征氏、張健偉氏、馬宏偉氏で、テスト飛行エンジニアは凌寧氏と李暢氏。
中国商用飛機有限責任公司が発表した飛行ルートによると、同機は同日、空中で8つの花びらを持つ花を描いた。これは一般的によく見られる花の模様のついた月餅と似ている。この情報は発表されるとすぐにネットユーザーの間で評判になり、「よく考えてある面白いテスト飛行。支持する!」との声が寄せられた。
中国商用飛機有限責任公司の微博公式アカウントが以前発表した情報によると、104号機はC919の4機目のテスト飛行機だ。主にアビオニクス、離着陸性能、自動飛行システム、自然結氷などの関連内容のテスト飛行任務を担っている。
同社は現在までテスト飛行に4機を投入している。101−103号機はすでに西安市閻良区、山東省東営市、江西省南昌市などでテスト飛行を行っており、静的試験、その他の地上検証試験も着実に推進されている。計画によると、105号機、106号機も今年下半期にテスト飛行に投入される見込みで、その時点でC919の開発はテスト飛行が集中する段階に突入する。(編集YF)
「人民網日本語版」2019年9月9日