その他、多くのメーカーが、斬新な味の餡を詰めた月餅を打ち出している。月餅の餡は中国ハムや五仁(5種類のナッツ)、ハスの実、あんこ、アヒルの卵の黄身など、伝統的な味のものだけにとどまらず、さまざまな斬新な味の餡で人々の味覚を楽しませている。

(撮影・陳暁東)
2019年は、「人工肉元年」と呼ばれており、国外ではケンタッキーやバーガーキング、ネスレなどが相次いで人工肉ハンバーガーを打ち出した。そして国内でも、手に入れることのできる人工肉商品として、「人工肉月餅」の一般向け販売が9月6日から始まった。
人工肉メーカー「珍肉」の創業者・呂中茗氏によると、同社はショッピングサイト・淘宝で、3千箱限定の人工肉月餅を販売した。値段は、市場で売られている普通の肉を使った月餅とほぼ同じだ。オンラインショッピングモール・天猫(Tmall)の同社旗艦店で、この月餅の定価は1箱288元(1元は約15.25円)、割引後の価格が168元となっていたが、既に完売している。カスタマーセンターによると、植物性肉を使った月餅は既に完売しており、再入荷するかは未定という。
味や「顔面偏差値」、アイデアで勝負というのが、今年の中秋節の月餅市場のトレンドだ。月餅は、中国を代表するお菓子で、常にマーケティングやブランドクリエイティビティの最前線に立ってきた。中国焙■食品(■は火へんに考)糖制品工業協会が発表した「2019年月餅業界発展趨勢報告」によると、今年の月餅の価格はやや上昇するものの、利益はほとんど増えず、業界全体の販売量と売上高は5‐8%増になると見込まれている。
智研咨訊が発表した「2019‐2025年中国月餅業界市場現状分析及び投資見通し予想報告」によると、2012‐2018年、中国の月餅市場の売上高は、2013年と2014年に減少したのを除き、その他の年は全て増加となった。今年の売上高は165億9千万元から170億6400万元に達すると見込まれている。(編集KN)
「人民網日本語版」2019年9月12日
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