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百歳以上の人口が2093人の海南省 長寿の鍵握るパスワードとは?

人民網日本語版 2019年09月30日15:13

9日間の会期で「2019年三亜南山長寿文化祭」が海南省の三亜南山文化観光区で29日、開幕した。「海南長寿の星」に選ばれた長寿の高齢者10人が、「長寿比べ」に集まった。新華社が報じた。

今回の長寿祭でデビューした「大物スター」は、海南省陵水黎族自治県からやってきた104歳の王藤橋さんだ。「海南長寿の星」の一人に選ばれた彼女は、自分の身の回りのことは全て自分でするのだという。2人の男の子を育て、現在はひ孫までいる。王さんは普段、瓊劇(海南島の地方劇)を鑑賞することが大好きな、楽観的な性格の持ち主という。王さんのほかに、「海南長寿の星」の栄誉に輝いた高齢者には、三亜崖州区南山村委員会鴨仔塘村の胡亜梅さん(102)もいる。玄孫までいる胡さんも、普段は瓊劇やテレビ鑑賞を好み、眼も耳も衰えることなくしっかりしている。

海南省衛生健康委員会の周国明副主任は、「海南に住む80歳以上の高齢者やセンテナリアン(100歳以上の人)は、数年前から急増している。2018年、長寿補助金を受け取ったセンテナリアンは、海南に2093人おり、住民10万人あたり平均20.18人がセンテナリアンで、その割合は全国トップクラス、国際的に定められている「長寿の里」の基準(10万人あたり平均7人)を大幅に上回っている。三亜南山文化観光区は、1998年から、専門家を組織して、海南に住む長寿の高齢者の居住環境・ライフスタイル・社会的行為・生理と心理面での特徴などについて系統的な調査研究を進めてきた。その結果、生活環境が安定していて、暮らしに楽しみが多く、あっさりした食生活を送っていること、働き続けていること、高齢者が尊重されていることなど、多方面にわたって長寿に有利となる生活習慣が確認された」と紹介した。(編集KM)

「人民網日本語版」2019年9月30日

  

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