中華人民共和国成立70周年祝賀行事プレスセンターで29日に記者会見が行われた。商務部(省)の鍾山部長、王受文副部長(国際貿易交渉副代表)、銭克明副部長が、「よりハイレベルの開放を推進し、ビジネスの質の高い発展を促進する」ことに関連した状況を紹介するとともに、記者からの質問に答えた。人民日報が伝えた。
鍾部長は、「この70年間、中国には天地がひっくり返るほどの変化が起こり、ビジネス事業も輝かしい成果を上げた。特に中国共産党第18回全国代表大会(十八大)以降、中国の経済貿易大国としての地位が一層確固としたものになり、ビジネスの質の高い発展が安定的に推進され、経済や社会の発展のために重要な寄与をしてきた」と述べた。
こうしたことは主に次の5点に体現されている。
1つ目は消費水準の大幅な向上だ。70年間の発展を経て、中国の消費・サービスの供給はますます豊富になり、消費規模は絶えず拡大し、社会消費財小売総額は1952年の277億元(1元は約15.2円)から、2018年は38兆元に増加し、中国は今や世界2位の消費市場となっている。
2つ目は対外貿易が世界一になったことだ。中国の輸出入総額は50年の11億3千万ドル(1ドルは約107.9円)から18年は4兆6千億ドルに増え、中国は世界一の貿易大国になった。これと同時に、貿易構造が最適化を続け、電気機械製品、ハイテク製品が輸出の主力製品になり、民間企業が対外貿易の中心になった。
3つ目は外資導入が世界のトップレベルになったことだ。経済特区や開発区から自由貿易試験区、自由貿易港へ、ポジティブリストからネガティブリスト管理へ、「外資三法」(「中外合弁経営企業法」、「外資企業法」、「中外合作経営企業法」)から「外商投資法」へ、中国の開放のドアはますます大きく開かれ、ビジネス経営環境はますます優れたものになり、中国は外資系企業に人気のある投資先になった。外資導入規模も拡大を続け、18年の外資導入額は1383億ドルで、世界2位だった。