中国石油、オルドス盆地で10億トン級の油田を発見

中国石油天然ガス集団（中国石油，ペトロチャイナ）が29日に明らかにしたところによると、同社は今年オルドス盆地「長7油層」の調査で重大な発見をした。新たに確認された埋蔵量は3億5800万トンで、予想埋蔵量は6億9300万トンにのぼる。10億トン級の慶城大油田が見つかった。新華社が伝えた。

中国石油天然ガス股フン有限公司（フンはにんべんに分）の李鷺光副社長は、「慶城油田の発見は、中国の油層内石油資源の探査・開発に対して、重要な戦略的意義と牽引的モデルの役割を果たす。慶城油田は現在、百万トン級の開発モデルエリアをほぼ構築している。今年の石油生産量は64万トンを予定しており、近年中に300万トンの生産能力を備える」と述べた。

中国石油は29日に別の非通常油ガス分野の重大な調査成果も発表した。四川盆地シェールガス調査に重大な進展があり、長寧〜威遠と太陽エリアの新たに確認された埋蔵量が7409億7100万立方メートルにのぼり、累計確認埋蔵量が1兆610億3000万立方メートルに達した。四川盆地の1兆立方メートル級シェールガスエリアを形成した。これは中国の天然ガス供給能力の強化に対して重要な意義を持つ。

中国石油はシェールガスの探査・開発について、四川盆地でその複雑な地質・地形条件に適した関連技術を徐々に形成した。これは中国の大規模かつ効果的なシェールガス開発に対して重要な推進的役割を果たしている。今年の生産量は77億立方メートルを予定しており、年末までに100億立方メートル以上の年産能力を備える。

李氏は「シェールガスなどの非通常油ガス資源は、国内の油ガス探査・開発の重要な代替領域になっている。当社は引き続き探査・開発を拡大し、科学技術の研究開発を強化し、非通常資源探査・開発の新局面を切り拓くよう努力する」と述べた。（編集YF）

「人民網日本語版」2019年9月30日