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新たな中米閣僚級経済貿易協議で実質的な進展 トランプ大統領が劉鶴副総理と会談

人民網日本語版 2019年10月12日16:59

現地時間11日、米ホワイトハウスのオーバルオフィスで行われたトランプ大統領と劉鶴副総理の会談(撮影・劉傑)。

中米包括経済対話の中国側代表を務める劉鶴副総理(中共中央政治局委員)は10日から11日にかけて、米国のライトハイザー通商代表、ムニューシン財務長官と新たな中米閣僚級経済貿易協議に入った。双方は両国首脳の重要な共通認識をガイドラインとして、共に関心を抱く経済貿易問題について率直で効率的、建設的な議論を進めた。双方は農業や知的財産権の保護、為替相場、金融サービス、貿易協力の拡大、技術移転、紛争解決といった分野で協議し、実質的な進展を得た。双方はまた今後の協議日程についても討議し、最終的な合意に向けて共に努力することに同意した。

現地時間11日、米国のトランプ大統領はホワイトハウス・ウエストウイングのオーバルオフィスで、このほど新たな中米閣僚級経済貿易協議のためワシントンを訪れた劉鶴副総理(中共中央政治局委員)と会談を行った。

劉鶴副総理はその席で、まず習近平国家主席からトランプ大統領に対するメッセージを伝えた。習近平主席はそのメッセージの中で、「ここ最近、中米双方の経済貿易チームが交流を維持し、相互にその善意を示していることは、中米両国の人々と国際社会から歓迎されている。中米双方の経済貿易チームはすでに一部の協議内容において進展を得ており、双方は互いに関心を抱く問題を適切に解決し、そのほかの分野の問題についても積極的な進展を得るよう努力しなければならない。中米関係の健全で安定した発展を維持することは、両国だけでなく、世界にとっても利をもたらす。双方は協調、協力、安定を基調に、互いに対する尊重を基礎に、溝を管理・コントロールして、互恵互利に基づき協力をさらに展開し、中米両国関係を正しい軌道に沿って前向きに発展するよう促していく必要がある」とした。

劉鶴副総理は、「双方は今回の協議において共に関心を抱く経済貿易問題について率直で効率的、建設的な議論を進めた。双方は農業や知的財産権の保護、為替相場、金融サービス、貿易協力の拡大、技術移転、紛争解決といった分野で協議し、実質的な進展を得た。双方はまた今後の協議日程についても討議した。中米経済貿易関係をしっかりと処理することは中国と米国に利をもたらすだけでなく、世界の平和と繁栄にも利をもたらすものだ。双方が向き合って進み、両国首脳の決めた原則と方向に従って、平等と相互尊重を基礎として互いの関心事を適切に解決することで、両国の経済貿易関係の健全で安定した発展を促進していくよう望んでいる」とした。

トランプ大統領は習近平主席のメッセージに感謝した上で、改めて中華人民共和国成立70周年に祝いの言葉を述べるとともに、劉鶴副総理に習近平主席への心からのメッセージを託した。トランプ大統領は、「米中両国関係の発展は力強い。私は中国と習近平国家主席を非常に尊重している。彼は偉大な指導者だ。私は米中経済貿易協議が第一段階における実質的な成果を得られたことを非常にうれしく思っている。これは米中両国と世界にとって極めて喜ばしいことだ。双方の経済貿易チームは第一段階の協議書を早急に確定し、引き続き今後の協議を継続するための作業を急いでほしい。米国は中国人留学生が米国に留学することを歓迎している」とした。(編集TG)

「人民網日本語版」2019年10月12日

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