香港特別行政区における「一国二制度」の実践を豊かなものにし、発展させ続け、香港の長期的な繁栄と安定を保つことは、「中国の夢」の重要部分をなすものであり、中国の特色ある社会主義制度を整備し、発展させ、国家ガバナンスのシステムと能力の現代化を推し進めるうえでの必然的要請でもある。
習近平国家主席はブラジルで第11回BRICS首脳会議に出席した際、現在の香港情勢について重要談話を発表し、過激な暴力犯罪活動を「一国二制度」原則の譲れぬ一線への重大な挑戦と指摘した。我々は「一国二制度」原則の譲れぬ一線に挑戦するいかなる行為も断じて許さず、「一国二制度」原則の譲れぬ一線に公然と挑戦する違法犯罪活動は、いずれも断固として法に基づき懲罰しなければならない。
過去5カ月余り、反対派が惑わし煽動し、外部勢力が手出しし干渉する中、香港では街頭での暴力活動が発生し続けている。一部の者は公然と「香港独立」を鼓吹し、「光復香港、時代革命」とのスローガンを叫び、ほしいままに国旗・国章・区章を侮辱し、中央政府の駐香港機関と立法会、政府本部に対する包囲と突撃を行っている。これは香港を混乱させ、特区政府を麻痺させ、さらには特区の統治権を奪取し、香港を独立または半独立の政治的実体に変え、最終的に「一国二制度」を有名無実化することが目的だ。国家主権と香港の前途命運に関わるこの問題においては、いかなる中間地帯もなく、ほんの少しの妥協の余地もない。