湖北省武漢市の地下鉄7号線で朝の通勤ラッシュ時間帯に、ある女性通勤客が地下鉄に乗車しようとしていた。ところが、本人はなんとか車内に乗り込んだものの、コートの一部がドアにしっかりと挟み込まれてしまった。人民日報アプリが伝えた。
さらに運の悪いことに、女性の乗車駅から先の停車駅で開くのはすべて反対側のドア。急いで出勤しなければならなかったこの女性はなんとコートを諦め、出勤時間を選ぶという「英断」を下し、連絡先を残して下車した。そして残されたコートだけが終点の駅まで「乗車」し続けたというわけだ。
このニュースが伝わると、たちまち微博(ウェイボー)の人気検索ワードランキングに入り、ネットユーザーからは「辛すぎる。これぞまさに現実」といったコメントが相次いで寄せられた。
しかし一方で、「武漢だからまだよかった」や「東北だったらどうなっただろう。なんなら脱いでみる?」と真理を突くネットユーザーも出現。これに対し東北のネットユーザーも、「ダウンのコートを脱ぐくらいなら地下鉄を担いででも出勤する!」と反応。
ただ、幸いにも地下鉄の職員がこのコートを見つけ、最終的にコートは女性の手元に戻り、めでたしめでたしとなった。