「腹が減っては戦ができぬ」という言葉があるが、リズムが速く、仕事に追われる生活を送っている人が多い今の社会環境で、1日3食をきちんと時間通りに食べることができているという人はどれほどいるのだろうか?北京青年網が報じた。
実際のところ、食事時間が不規則という人は想像よりずっと多い。微博(ウェイボー)で最近、ハッシュタグ「中国全土で夕食時間が不規則な人は1億人以上」が大きな話題となっている。第三者機関の最新の統計によると、食事時間が不規則な人はとても多く、なかでも様々な理由から夕食時間が不規則という人が1億200万人と最も深刻だった。北京、上海、広州、深センなどの一線都市では、長期間にわたって食事時間が不規則という人が約750万人に達している。
ネットユーザーもそれぞれの意見や見解を寄せ、なかには「心に秘めた苦痛」を吐き出す人も。
このようにとても忙しい生活を送っていることをうかがい知ることができる自虐的なメッセージがたくさん寄せられている。
では、きちんと時間通りに食事を摂ることはどれほど大切なのだろうか?海外の科学者の研究報告によると、きちんと時間通りに食事を摂ると、体内時計が整い、肝臓の代謝機能が目に見えて促進されるという。逆に毎日食事時間とは違うタイミングや不規則な時間に食事をしたりすると、遺伝子発現のリズムが狂い、病気になる原因にもなるという。栄養専門家も、昼食は午後12時から1時の間に、夕食は午後6時から7時の間に食べるのが良いとアドバイスしている。
21時以降に夕食を食べる時の心得
栄養専門家によると、さまざまな理由から夕食を21時以降にしか食べられないという場合は、脂肪分が少ないナッツ類や豆類、乳製品、果物などを食べるようにすると、消化、吸收がよく、胃腸に負担がかかることもない。
また、どんなに忙しくても、きちんと時間通りに食事を摂ろうとするなら、数分間ほどの時間で栄養豊富な食品を摂取することもサラリーマンにお勧めだ。例えば、オフィスにオートミールや干しぶどう、干しナツメ、ドライフルーツ、ナッツなどを常備しておけば、「栄養豊富な夕食」にすることができる。(編集KN)
「人民網日本語版」2019年11月21日