16日の全国エネルギー活動会議で明らかになったところによると、中国の石油・天然ガス備蓄・生産量は今年に入り増加の流れを示しており、川上探査・開発投資額が前年比21.9%増の3321億元(1元は約15.7円)に達する見通しだ。人民日報が伝えた。
埋蔵量においては、新たに確認された石油の埋蔵量は前年比25%増の12億トン、天然ガスは68%増の1兆4000億立方メートルに達した。生産量においては、原油生産量は1億9100万トンで、2016年以降の持続的な減少の流れから脱却した。天然ガスの生産量(石炭ガスを除く)は1733億立方メートルに達し、3年連続で100億立方メートル以上の増加となった。シェールガス、炭層ガス、石炭ガスが全面的に増産した。天然ガスの生産・供給・備蓄・販売体制の建設が目に見える成果を上げた。
国家エネルギー局の章建華局長によると、エネルギー業界は今年に入り構造調整に焦点を絞り、産業のモデルチェンジ・アップグレードの新たな一歩を踏み出した。一方では、立ち遅れた過剰生産能力を断固淘汰した。全国で450カ所以上の立ち遅れた炭鉱を閉鎖し、2000万kWの石炭火力発電機の稼働を停止し、生産能力解消の目標を上回った。他方では、優良かつ先進的な生産能力が秩序正しく発展した。現在の水力発電設備容量は3億6000万kW、風力発電は2億kW、太陽光発電は1億9000万kW、原子力発電は4874万kW。またクリーンエネルギーの消化状況が持続的に好転しており、水力発電の全国平均利用率は97%、風力発電は96%、太陽光発電は98%に達する見通しだ。原子炉利用は7200時間以上を維持。(編集YF)
「人民網日本語版」2019年12月17日