中国海洋石油集団有限公司(中国海油)はこのほど、中国の瓊東南盆地深水東エリアで「永楽8―3―1試掘井」の実証試験に成功し、100万立方メートルの高品質天然ガスを取得しており、中国の海域における天然ガス試験生産能力の新記録を更新した。これは瓊東南盆地深水東エリアの探査において重大な進展を遂げたことを意味する。人民日報が伝えた。
同試掘井は海南島から南東に約180キロ離れた場所にある。設計上の井の深さは3015メートル、作業海域の水深は1831メートルで、超深水作業となった。同井の実証試験成功により、瓊東南盆地深水東エリアにおける作業の序幕が開かれた。
筆者の調べによると、中国海油は国家重大科学研究特定プロジェクトにより、産学研用の研究開発計画を実施し、20数年をかけ深水エリア優良埋蔵層産出モデルと天然ガス成長モデルの構築に成功した。体系的なキーテクノロジーを確立し、数多くの深水大型油ガス田を相次いで発見した。
20数年の研究開発により、中国海油は高温・高圧・深水分野の3大世界クラス油ガス探査の難題を解消した。これにより中国は同分野の整った探査・開発技術を確立した数少ない国の一つになった。南中国海の油ガス資源の全面的な開発、海洋強国の建設に向けた確かな技術サポートを提供した。(編集YF)
「人民網日本語版」2019年11月29日