体温測定巡回ロボット、マスクの着用もチェック

人民網日本語版 2020年02月11日10:25

 「マスクをしっかり着用し、個人の衛生管理にご注意ください。人の集まる場所を避け、体の調子が悪ければすぐ病院に行ってください」。広州市南沙区の万達広場で連日、巡回ロボットが休まず行き来し呼びかけを行い、市民に個人の安全対策への注意を促している。科技日報が伝えた。

「千巡警備用巡回ロボット」と名付けられたロボットは、5G警備用巡回ロボットであり、中国初の体温測定用巡回ロボットでもある。1度に10人の体温を測定し、誤差は摂氏0.5度以内。赤外線を使い5メートル内のスピーディな体温測定を行うことができ、そして行き来する人々のマスクの着用の有無を識別することで、人の手による検査の接触による安全リスクを減らす。

「人の移動する位置を、ロボットはスピーディに記録できる。体温が設定値を上回った、もしくは歩行者がマスクを着用していないことを発見した場合、ロボットは直ちに警報システムを起動する」。同ロボットを研究開発した、高新興科技集団股フン有限公司(フンはにんべんに分)の柏林社長は、「ロボットが職務に当たることにより労働力を効果的に節約できる。人の仕事を分担するほか、人の交差感染の回避につながる」と述べた。

この巡回ロボットには現在5台の高画質カメラが搭載されており、360度の死角なき巡回を実現する。空港、駅、広場、病院、コミュニティ及び重点交通制限区間で感染対策モードに切り替えることで、モバイル赤外線体温測定、循環放送・注意喚起などの機能を利用し、遠隔可視化指揮を実現する。現場の警察に協力し、危険で高強度の勤務環境において検査・感染対策の任務を遂行し、人的資源を効果的に節約できる。同ロボットの勤務エリアには、広州市、武漢市、上海市、天津市、北京市などがある。(編集YF)

「人民網日本語版」2020年2月11日

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