若い男性看護師たちが「簡化六式太極拳」を披露

人民網日本語版 2020年03月02日16:34

武漢市江夏区大花山方艙医院(臨時医療施設)屋外の広々とした芝生の庭で2月27日午前、「90後(1990年代生まれ)」の男性看護師5人が「簡化六式太極拳」を披露した。この動画は、同臨時医療施設の患者に太極拳を教えるためだけでなく、「新型コロナウイルスの闘い」の第一線で働く人々に捧げることを目的に作成された。現代快報が伝えた。

武漢で初めての中医学による医療を提供する臨時医療施設である江夏区大花山方艙医院では、医療従事者は、薬品を使わず中医学にもとづき心身を整えていく方法で患者を治療しており、「簡化六式太極拳」は、国家中医学医療隊江蘇チームにとって取っておきの治療法の一つだ。臨時医療施設の副院長で、国家中医学医療隊江蘇チームのリーダーを務める陸敏氏は、「この太極拳は、二十四式太極拳を簡略化したもので、太極拳の神髄となる重要な動作を留めており、経絡の流れを活性化し、免疫力を高める効果がある」と紹介した。

そして、「二十四式太極拳を基本とし、それを簡素化したのは、臨時医療施設という場所的な条件と患者の身体状況を考えた結果だ。病院内のスペースには限りがあり、大きい動きのある運動は適当ではなく、また新型コロナウイルスによる肺炎患者は肺機能に影響が出ているため、あまり激しい有酸素運動はできないので、この六式太極拳は非常に適している。身体的に弱っている患者でも、一通り行うことができる。もし余力があれば、2回、3回と繰り返してもよい。伝統的な太極拳から新たに編み出されたこの太極拳は学びやすく、臨時医療施設内で実施したところ、その効果も優れており、リハビリにも役に立つと患者たちからの評判も高い」とした。

この「簡化六式太極拳」を学べる動画はすでに完成しており、江蘇省の湖北支援医療チームのメンバー2804人に配信されている。陸副院長は、「この太極拳が広く拡散されて、より多くの『新型コロナウイルスと闘う』医療従事者や新型コロナウイルス感染患者が学び、一日も早く闘いに『勝利』することを切に願っている」と述べた。(編集KM)

「人民網日本語版」2020年3月2日

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