小さなマスクが2020年に私たち一人ひとりの生命の安全に密接に関わるようになるとは、思いもよらなかっただろう。新型コロナウイルスによる肺炎が発生して以来、「マスク」が今年最も人気のワードの1つになった。新華網が伝えた。
マスクへの注目度はどれぐらい高いか?
新華網のビッグデータプラットフォーム・新華睿思がまとめたデータによると、過去1ヶ月近い間に、インターネットではマスクに関する情報の件数が4千万件を超えた。ネットユーザーは「マスク」の「予防効果」や「使用回数」などに非常に注目している。また大企業各社が「業務を再開」してマスク「生産」し、一部の企業は「生産転換」したなどの情報は、ユーザーの間で認知度が高い。
マスクの生産はどれぐらい「盛ん」なのか?
国家発展改革委員会が2日に発表したところによると、2月29日までに、一般のマスク、医療用マスク、医療用N95マスクを含め、中国の一日あたりマスク生産能力は1億1千万枚、一日あたりマスク生産量は1億1600万枚に達した。実際、新型コロナウイルスによる肺炎が発生するまで、中国の日産能力は最大でも2千万枚余りだった。2千万枚だったのが1億枚を突破するという数字の変化の中から浮かび上がるのは、中国の速度と効率の高さであり、ここには力を結集して大きな事を成し遂げる中国の制度の優位性がありありと示されている。
マスク日産能力・生産量の1億枚突破の背後にどれぐらいの支えがあるか
新型肺炎の発生以来、重点業界の企業は残業して、生産を増加・拡大し、国有企業も民間企業も全面的に人々を動員し、中国製造(メイド・イン・チャイナ)の強大な力を発揮してきた。
マスクの一日あたりの生産能力と生産量がいずれも1億枚を突破したことの背後には、中国製造の力があっただけではなく、国の極めて力強い政策的支援があったことも忘れるわけにはいかない。国は、国の臨時備蓄制度を構築し、生産を多くする重点医療用防護物資を明確にし、すべて政府が最低限の保障をして調達と備蓄を行うとした。感染対策の重点保障企業についてリストに基づく管理を実施し、税金面の支援や金融支援を行った。市場監督管理当局は「特殊な事態には特殊なやり方で対処」し、審査承認プロセスを加速するなどの措置を取り、そこから中国の力への強力な支えがうかがえる。(編集KS)
「人民網日本語版」2020年3月4日