北京市委員会宣伝部副部長で、北京市人民政府新聞弁公室主任、北京市政府報道官の徐和建氏は5日、北京市で新型コロナウイルス感染による肺炎の感染症予防・管理状況に関する記者会見を行い、現在首都である北京市の感染症予防・管理状況は依然として厳しく、複雑で、油断することはできないとした。人民日報海外版が伝えた。
徐氏によると、現在、北京における感染症予防・管理作業には二つの重視すべきキーワードがあるとした。一つは感染症予防・管理状況の常態化だ。パンデミックが加速を続ける現状において、国際交流の中心である北京市はその感染症予防・管理作業を短期間のうちに終えることは不可能であり、比較的長期間にわたり感染症予防・管理状況が続く可能性が高い。そしてこれは首都である北京市の感染症予防・管理の複雑さと長期化、困難さに基づき決定づけられているとした。そのため、感染症予防・管理の常態化の特徴に順応するため、「輸入症例の防止、国内症例の再拡大阻止」という全体的な予防・管理対策を引き続き堅持していく必要がある。科学的に正確に感染状況の動向を分析し、徹底した防止とターゲットを絞った予防・治療をしっかりと堅持していく。二つ目は好機をしっかりとつかむことだ。中国全土と北京市では感染の伝播の基本的な遮断を実現しており、輸入症例と散発的に感染が確認された患者が生じてはいるものの、感染症予防・管理状況は全体として予防も管理も予測も可能となっている。そして現在は、予防・管理状況を確保した上で、企業の営業・操業再開を加速させ、正常な生産状況を回復させるために全力を尽くす絶好の好機を迎えている。この機会をしっかりとつかみ、チャンスを逃してはならない。我々は先延ばしができないし、先延ばしをしてはならない。実際に立脚し、それぞれの地域に応じて適切な対策を行い、それぞれの時期に応じて適切な一連の支援政策を制定し、力を集中させて重点や難点を攻略し、八方手を尽くして、企業の営業・操業再開に有利な条件を打ち立てなければならない。(編集TG)
「人民網日本語版」2020年4月6日