入境者は自宅で隔離でもOK?無症状感染者は流行を引き起こす?

人民網日本語版 2020年04月03日16:45

国務院共同対策メカニズムは4月2日午後、記者会見を開き、新型コロナウイルス肺炎予防・抑制と医療国際協力活動の状況について説明した。人民日報が伝えた。

■病情や移動経路を隠すとウイルス拡散のリスクに

【中国疾病予防管理センター疫学主席専門家研究員の馮録召氏】疾病予防管理人員に対し、事実通りで、信頼でき、詳細な情報を提供することは、自分だけでなくほかの人の健康に対しても責任ある行為だ。スタッフはみなさんのプライバシーを守る。

病情や移動経路を隠すことは、自身の治療にとって不利であるばかりか、感染拡大の予防・抑制にも極めて不利な影響を与え、感染拡大のリスクとなる。

■入境者に対する自宅隔離を主張も支持もしていない

【中国疾病予防管理センター疫学首席専門家の呉尊友氏】海外からの入境者の隔離観察について、我々が実行するよう主張しているのは集中隔離観察であり、自宅での隔離は主張も支持もしていない。

入境者のなかには、現在は症状がなくても、観察期間中に症状が出て発病する人もいる。症状が出た時には、実際にはもう伝染が起こっている。集中隔離スポットにいれば、こうした現象を回避することができる。

■無症状感染者を発見した場合、2時間以内にネットで直接報告を要求

【国家衛生健康員会疾病管理局監察専員の王斌氏】各級各類医療衛生機関が無症状感染者を発見した場合、2時間以内にネットで直接報告し、24時間以内に疫学調査を行うよう要求している。見つかった無症状感染者に対しては、14日間の集中医学的観察を行う。

■無症状感染者の感染率は症状のある感染者の3分の1

【中国疾病予防管理センター疫学首席専門家の呉尊友氏】数日前、雑誌「中華流行病学」のプレプリントサーバーに、ある研究結果についての文章が載っていた。この研究は寧波疾病予防管理センターが行ったものだ。この研究には、非常に重要な公衆衛生の意義があるヒントが2点あった。1点目は、すでに発症している感染者1人からは平均3人近くに感染するが、無症状感染者1人からは平均で1人未満にしか感染しないという点だ。つまり、無症状感染者からの感染率は発症した感染者の3分の1ということになる。ただしこれは個体レベルで見たデータとなる。2点目は、集団レベルで見ると、発病患者総数に対し、無症状感染者から感染した患者の構成比はわずか4.4%で、5%に満たなかった。ただしこれは寧波の一部に限った研究だ。

■無症状感染者による流行の可能性は小さい

【中国疾病予防管理センター疫学首席専門家の呉尊友氏】無症状感染者の感染期、感染力、感染への影響については、現在把握しているデータがまだ非常に限られており、さらに多くの研究と観察を行う必要がある。

すべての無症状感染者は、感染が確認された患者と接触したことがあるか、感染が流行している地域に行ったことがあるはずだ。流行が発生しても、新たに確認された感染者がゼロになってから2週間以上経った地域では、何の原因もなく突然無症状感染者が出ることはない。無症状感染者から流行が広がる可能性は小さく、社会的な感染拡大が起こることはないだろう。

■現在医学的観察が必要な4つのケース

【中国疾病予防管理センター疫学首席専門家研究員の馮録召氏】現在医学的観察が必要なのは次の4つのケースに該当する人となっている。

(1)無症状感染者。集中観察を14日間行い、原則的に2回連続してサンプルを採取し、標本検査で陰性になった後初めて医学的観察が解除される。

(2)発症している感染者、感染が疑われる人、無症状感染者の濃厚接触者。これらの濃厚接触者は集中隔離で医学的観察を行う必要があり、その条件のない場所では自宅での医学的観察を行ってもよい。観察期間は発症した感染者や無症状感染者と最後に接触してから14日間とする。

(3)外交員及び重要な経済貿易、科学研究、技術協力の従事者を除くすべての入境者。要求に応じて指定の医学的観察場所に移送し、入境後14日間の医学的観察を行わなければならない。

(4)退院患者。患者が退院した後、引き続き14日間の隔離管理と健康状況モニタリングを行わなければならない。(編集AK)

「人民網日本語版」2020年4月3日 

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