大学生たちが済南、蘭州、成都から学生専用列車で新疆入り

人民網日本語版 2020年04月21日14:04

山東省済南市や甘粛省蘭州市、四川省成都市から専用列車に乗った大学生がこのほど、続々と新疆維吾爾(ウイグル)自治区に到着し、石河子大学に戻った。現在、大学に戻ろうとしている学生たちからは次々に「うらやましい」との声が上がっている。

山東省済南市

今月13日午後2時半、山東省から新疆ウイグル自治区の石河子駅に向かう学生専用列車が済南駅を出発。石河子大学の学生約900人が、済南駅と石家荘北駅から、全車両が寝台車両の同列車に乗り、大学生活再開の旅に出た。

学生らを安全に新疆ウイグル自治区まで運ぶため、乗務員らは出発前に専用列車の全車両を消毒した。済南駅では、学生に、専属連絡スタッフと専用窓口、専用通路、専用待合ホール、専属案内係が設置された。

また、列車走行中は、乗務員が定期的に学生の検温を行ったほか、給水器や洗面台、トイレなどを重点的に消毒した。その他、防護服や防護ゴーグル、マスク、医療用手袋、消毒液などが入った防疫応急セットも用意された。

甘粛省蘭州市

今月12日午後1時43分、蘭州駅から石河子に向かう直通列車である学生専用列車K4097便が出発。学生1017人が大学生活再開の旅に出た。

石河子大学農学院の博士課程で学ぶ張玉潔さんは、「今はちょうど春で、畑は耕したり、植え付けの季節だから、焦って居ても立っても居られなかった。私たちが学校に戻れるよう、専用列車を手配してくれた鉄道当局に本当に感謝している。また、専用列車の手配のために骨折ってくれた学校にも感謝している」と語った。

四川省成都市

今月12日午後4時34分、成都から奎屯に向かう列車K4350便が出発。乗客1306人のうち、485人が石河子大学で学ぶ学生だった。

同列車の鍾偉車長によると、学生が安全に新疆ウイグル自治区に戻れるよう、引率教員が車両で、学生が「グリーンコード」の提示や健康状況の報告を行うよう指示できるように手配した。また、乗務員も列車走行中に定期的に検温を行い、学生に全行程でマスクを着用させ、車両間の行き来を減らすよう指示したほか、食事時間のピーク回避方式と食事を車両まで届ける方式を採用し、車内の学生旅客と他の旅客の間に交差感染が起きないよう工夫した。(編集KN)

「人民網日本語版」2020年4月21日

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