新型コロナウイルス肺炎の中国に関するデマとその真相(上) (3)

人民網日本語版 2020年04月26日15:01

【デマ3】中国は2019年11月中旬にすでに感染症発生の情報を得ていたが、関連情報を45日間隠蔽した。

【真相】中国の関連当局は2019年12月27日に初めて原因不明の肺炎の症例報告を受けており、さらに2019年12月31日に最初の感染症に関する通告を発表している。

△ 2019年12月27日、湖北省中西医結合病院呼吸内科主任の張継先医師が武漢市江漢区疾病予防管理センターに3例の原因不明の肺炎症例を報告した。これは中国の関連当局が初めて得た新型コロナウイルス肺炎に関する情報だった。張医師は先ごろ取材に対し、上記の報告経緯と感染症状況に関する情報について述べている。

△ 疫学調査を展開して3日後、武漢市衛生健康委員会は2019年12月31日に「現在の当市における肺炎状況に関する状況通告」を発表し、外出時にはマスクを着用するよう注意を喚起した。同日、原因不明の肺炎症例が累計27人見つかっており、うち7人は重症だった。

△冬は風邪やインフルエンザ、肺炎が多い季節であり、新型コロナウイルス肺炎は症状がインフルエンザとよく似た新型伝染病だ。また武漢市には1100万人の住民がおり、このような状況下で感染を発見し、迅速に患者を特定するのはたやすいことではない。そのため、WHOのテドロス事務局長とチーフサイエンティストのスワミナサン氏は「ランセット」誌に、中国の医師と衛生当局がインフルエンザの流行する季節に迅速に新型コロナウイルスを発見したことを高く評価する文章を寄せた。

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