また新しい職業が誕生することになった。
人的資源・社会保障部(省)の委託を受けて、中国職業訓練技術指導センターが11日に「発表予定の新職業の情報の公示に関する公告」を発表し、新たに10種類の職業を追加する予定であることがわかった。
新しい10職業とは、(1)ブロックチェーンプロジェクト技術者、(2)コミュニティネットワーク責任者、(3)インターネットマーケティング担当者、(4)情報セキュリティテスター、(5)ブロックチェーン応用操作員、(6)PCR検査員、(7)オンライン学習サービス担当者、(8)コミュニティ健康アシスタント、(9)高齢者健康評価士、(10)付加製造(3Dプリント)設備操作員――のことだ。
ライブ配信販売員が追加 李アニキの「職業」がついに認定される
今回の新職業のインターネットマーケティング担当者の下に、ライブ配信販売員の職種が設定された。
ネットマーケティング担当者の定義は、デジタル化された情報プラットフォームにおいて、ネットの双方向交流の性質と発信力・信頼性を駆使して、企業の製品についてさまざまなプラットフォームでマーケティング・PRを行う人とされる。
仕事の主な内容は、▽デジタル化マーケティングシーンの構築▽ライブ配信またはショート動画などの形式による製品のさまざまなプラットフォームにおけるマーケティング・PR▽自身の発信力・影響力を向上させ、ユーザー層のアクティブ度を強化し、製品への注目から製品の購入への転換率の向上を促進すること、など。
ネットユーザーからは、「(ライブコマースで大人気の「口紅アニキ」こと)李佳■(王へんに奇)の職業がついに認定された!」、「李佳■がついに自分の職業を見つけた」といった声が上がった。
ブロックチェーン関連の2つの新職業
発表が予定される新職業の中には、ブロックチェーン関連のものが2つある。それぞれ、ブロックチェーンプロジェクト技術者とブロックチェーン応用操作員だ。
前者のブロックチェーンプロジェクト技術者の定義は、ブロックチェーンのフレームワーク設計、基盤技術、システム応用、システム評価、システム配置、運営メンテナンスを担うプロジェクトの技術担当者とされる。
後者のブロックチェーン応用操作員の定義は、ブロックチェーンの技術・ツールを駆使して、政務、金融、医療、教育、介護などのシーンでのシステムの応用操作に従事する人とされる。
オンライン学習サービス担当者も新職業に
新型コロナウイルスの流行中には、オンライン教育市場が爆発的に成長したため、オンライン学習サービス担当者がこのたび新職業に入ったことが注目を集めた。
オンライン学習サービス担当者の定義は、デジタル化された学習プラットフォーム(ツール)を駆使して、学習者に個別化された、正確で、リアルタイムの、効果的な学習計画、学習指導、支援サービス、評価・フィードバックを提供する人とされる。
仕事の主な内容は、▽学習者の学習状況を分析し、的を絞った学習計画と学習アドバイスを提起すること▽オンライン学習のクラス管理の責任を負い、学習者のためにオンライン相互交流グループを構築・保持し、学習者の学習動機付けをし、学習への興味をかき立てること、などだ。(編集KS)
「人民網日本語版」2020年5月14日