2020两会

コロナ下の日本 テレワークが巨大な市場を生み出す (2)

人民網日本語版 2020年05月22日11:09

広告代理店NKBの調査によれば、感染症流行中の「ステイホーム」で食品の販売が増加しただけでなく、キッチンツールや家具、スポーツ機材、書籍の売上も目に見えて増加し、特にゲーム・動画業界は流れに逆らって増加したことが注目を集めた。

広告代理店Criteoの調査では、ここ数週間では、スポーツウエアやトレーニングウエア、パジャマなどのリラックス・レジャー用衣料品の売上が大幅に増加した。なかなか外に出られず、家にいる時間が増えたことから、消費者は着ていて楽な服を真っ先に買うようになったのだ。

突然大幅に増加したテレワークはリフォームのニーズも生み出し、リフォーム業界がビジネスチャンスを迎えた。3月以降、リフォーム会社のなかには、公式サイトにテレワーク向けリフォームのコーナーを打ち出し、さまざまなプランや事例を紹介するところも出てきた。感染症が拡大するにつれて、対面で受け取る必要のない宅配ボックスの設置、家庭用の非接触型コントロール設備への改造、抗菌壁紙への張り替えなどの需要も大幅に増加した。

フィットネスクラブチェーンの東急スポーツオアシスは、ジムが休業になると、「トレーニング家具」のオンラインマーケティングに力を入れるようになり、3月の売上高は前月比2倍になった。同社が取り扱う「トレーニング家具」の最大の特徴は、普段は家具として使用でき、運動する時だけトレーニング機器に早変わりするという点にある。

緊急事態宣言が延長され、テレワークなどの措置が長期化する流れの中、消費者は物資の供給が十分であることがわかった後は買いだめをしなくなり、少しずつ家での暮らしの楽しさを追い求めるようになった。データによると、お菓子やスナック食品、ギョウザの皮、春巻きの皮などの売上高がこのところ大幅に増加している。

今回の感染症は、日本のオンライン診療の発展も後押しした。厚生労働省は4月にオンライン診療に関する指針を見直し、対象となる患者や疾患の範囲を広げた。(編集KS)

「人民網日本語版」2020年5月21日

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