2020两会

中国の貧困県が残り52県に

人民網日本語版 2020年05月26日16:03

第13期全国人民代表大会(全人代)第3回会議が22日、北京の人民大会堂で開幕した。李克強総理は政府活動報告を行った際、今年は貧困脱却の難関攻略に断固勝利すべき年であり、現行基準で農村貧困人口に当たる全ての人々の貧困脱却、貧困県に当たる全ての県の「貧困県」指定が取り消されることを目指すとした。

国務院貧困者支援弁公室によると、農村の貧困人口は2012年末の9899万人から551万人まで減った。また貧困発生率は2012年の10.2%から0.6%まで減少。さらに貧困者登録をした貧困人口の97%が貧困脱却を実現した。しかし、現在もなお52の貧困県と2707の貧困村が「貧困県」や「貧困村」の指定から外れていない。

全国政協農業・農村委員会副主任の陳暁華氏は、「今回の新型コロナウイルス感染症拡大が貧困脱却の難関攻略にもたらした影響は一時的なものであり、コントロールが可能だ。感染予防・抑制と貧困脱却の難関攻略を両立させてしっかりと取り組みさえすれば、必ず感染症による悪影響を最小限まで抑え、貧困脱却の難関攻略の最終的な勝利を収めることができる」と述べた。

まだ指定が外れていない52の貧困県の内訳は、広西壮(チワン)族自治区8県、四川省7県、貴州省9県、雲南省9県、甘粛省8県、寧夏回族自治区1県、新疆維吾爾(ウイグル)自治区10県となっている。(編集AK)

「人民網日本語版」2020年5月26日

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