2020两会

4億人に迫る2次元ユーザー 漫画アニメ産業に新たなチャンス? (2)

人民網日本語版 2020年05月29日11:04

ネット伝達アナリストの鍾倩氏は、「みんなが殺到することから、融資の明らかな減少に至ったのは、実質的には投資者さらには漫画アニメ産業市場全体が落ち着きを取り戻していることを示している。ここ数年の漫画アニメ産業には高度成長を遂げながら品質的にばらつきがあるという現象が見られ、漫画アニメ企業の多くは十分な市場シェアと経営能力を得ることができず、最終的には市場から淘汰された。現在、中国国内の漫画アニメ市場はまだ持続的に開拓されている状態だが、ネットの人口ボーナスが消滅すると、オンライン漫画アニメ産業はより激しい市場競争に直面することになり、プラットフォーム運営モデルとプラットフォーム輸出コンテンツで絶えずイノベーションを遂げて、市場ニーズに合致したオンライン漫画アニメプラットフォームしか根を下ろして生き残ることはできない」と述べた。

市場全体の発展の背景に向き合って、各方面の参入者も運営モデルのイノベーションと多様化した支払いモデルのイノベーションを進めている。現在、オンライン漫画アニメコンテンツのユーザーの料金支払い方法は主に2種類あり、1つは料金を支払って制限を解除して閲覧・視聴するというもので、仮想通貨をチャージしそれを使って制限解除に必要な料金を支払う。もう1つはVIP会員モデルで、料金を支払ってVIP会員になり、有効期間内はVIP会員向け漫画アニメコンテンツやその他の形式の特典(優先視聴、高精細画質など)を利用できるというもので、一定の時間的制限がある。この2種類の外、たとえばオンライン漫画アニメプラットフォームは漫画カードなど他のタイプの有料付加価値モデルも試行しており、読者がカードを引いて全種類を集めたり料金を支払ったりすると、普段は手に入らない特別なカードをもらえるといったモデルもある。

鍾氏は、「カードは漫画アニメ作品の派生グッズで、熱心なファンにとって、関連グッズを集めるのは当たり前のことであり、カードモデルは漫画アニメのユーザーに受けいれられやすい。またオンライン漫画アニメプラットフォームは多様な料金支払いモデルを模索する中で、ユーザーの特性に焦点を当て、特に汎2次元ユーザーの中心層である95後(1995年から1999年生まれ)の新世代が、質の高いコンテンツに料金を支払うという特徴があることを重視する必要がある。そのため質の高い派生コンテンツを打ち出すことがユーザーの支払いモデルを刷新するための重要なルートになる」と述べた。(編集KS)

「人民網日本語版」2020年5月29日

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