ブランド資産データベースのBrandZ (ブランジー)による「2020年BrandZ世界で最も価値のあるブランドTop100」が6月30日に発表された。中国はランク入りしたブランドの価値総額の増加率が世界一で、今年は過去最多の17ブランドが選ばれた。中でも阿里巴巴(アリババ)と騰訊(テンセント)はトップ10入りを果たし、中国平安は5年連続で保険ブランドの世界一をキープ、茅台(マオタイ)は世界で価値が最も急成長したブランドになり、TikTok(中国名・抖音)が初めてランク入りするなど、著しい躍進がみられた。中国新聞社が伝えた。
同ランキングは今年で15回目の発表になる。ブルームバーグの市場データ統計と世界の380万人を超える消費者へのインタビューの内容を総合的に分析して作成しており、51市場の1万7500以上のブランドをカバーしている。
ランキング作成側によると、新型コロナウイルス感染症が世界の経済や社会、人々の健康に非常に大きな打撃を与えたものの、世界で最も力強い100ブランドの総合的な価値は5.9%増加した。ランキングをみると、トップ100ブランドの価値の合計は5兆ドル(1ドルは約107.6円)の大台を突破し、日本の通年の国内総生産(GDP)にほぼ相当する。
アマゾンが今年も最も価値のあるブランドの王座を守り、ブランド価値は32%増加して4159億ドルに達した。過去1年間にアマゾンのブランド価値は1千億ドル近く増加し、トップ100ブランドの価値増加全体の3分の1を占めた。
今年は中国から、前年より2ブランド多い17ブランドがランク入りし、国別で中国は2位になった。17ブランドの価値の合計は前年比16%増加し、増加率は世界全体のほぼ3倍になった。
アリババのブランド価値は前年から1位上昇して世界6位になった。テンセントも1つ上昇して7位だった。TikTokが初めてランク入りし、ブランド価値169億ドルで79位になり、今年新たにランク入りしたブランドの中で最上位だった。(編集KS)
「人民網日本語版」2020年7月2日
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