四川省の5歳児の睿睿(ルイルイ)君がこのほど、恐竜の足跡を発見し、中国で最年少の恐竜発見者となり、ネットユーザーからは「すごい」と言うコメントが寄せられている。
国慶節(建国記念日、10月1日)に合わせた8連休中、ルイルイ君は両親と共に、通江県にある母親の実家に行き、おじいちゃんが「裏山にニワトリの足跡がたくさんある」と話しているのを耳にした。恐竜が大好きなルイルイ君はそれを聞いてすぐに興味を持ち、今月1日午後に、両親らと共に裏山へ向かった。そして、「足跡」を見たルイルイ君は、「ニワトリの足跡はこんなに大きくない。獣脚類の恐竜の足跡に見える」と言い出した。
そしてルイルイ君はお母さんに、微博(ウェイボー)を通して中国地質大学の■立達(■は刑のへんにおおざと)准教授にコメント付きで画像を送ってもらったところ、確かに恐竜の足跡であることが確認されたのだという。
今月10日、■准教授ら古生物専門家は、通江県毛浴鎮に足を運び、約20平方メートルの石の表面から5つの恐竜の足跡を発見。約1億3000万年前の 白亜紀初期の恐竜の足跡と判明した。
専門家は、「この獣脚類の恐竜の足跡ははっきりしていて歩幅が大きいことが分かる。つまり、歩く速度が速いということだ。足跡は約35センチで、どれも指が3本ある。体長約4メートルの恐竜と推測され、周囲にまだたくさんの恐竜の足跡がある可能性がある」としている。
「足跡の発見もそうだが、5歳の男児がその第一発見者であることに一番驚かされる。中国国内で、最年少の恐竜発見者だ」としている。(編集KN)
「人民網日本語版」2020年10月12日