中国独自開発の重油航空エンジン搭載機が初飛行に成功

人民網日本語版 2020年12月09日08:30

DB416型重油航空エンジンを搭載した中国航空工業ヘリコプター設計研究所のAR-500B艦載型ヘリコプターが先ごろ、瀋陽基地で初飛行に成功した。中国国内で初となる重油艦載無人機の製品化開発が実現し、中国国内の無人ヘリコプター艦載分野の空白を埋めた。中国網が伝えた。

近年、安徽省蕪湖市は航空産業を大いに発展させており、ゼネラル・アビエーション(一般航空)産業と航空関連サービス産業を重点的に導入することで、蕪湖航空産業パークのハイエンド化ポジショニングと対外開放を推進する上でカギとなる原動力となっている。数年にわたる育成と発展の結果、蕪湖市の装備製造業は発展が加速しており、そのうち航空産業と付帯設備産業の基幹企業が急速に成長し、産業のコア競争力が増強されつつある。

DB416型重油航空エンジンは安徽航瑞航空動力装備有限公司が研究開発したもので、国内で初めて完全な独自知的財産権を有している。艦載型ヘリコプターの航空重油ピストンエンジンを搭載し、100%の独自化を実現している。同製品は1-1.5トンクラスの固定翼無人機と450-600キロクラス無人ヘリコプターへの応用が可能だ。同時に、同製品は無人機が最大飛行高度10000メートル、最長航続時間45時間を実現することをサポートでき、なおかつ重油製品には後方支援部門での一体型管理がしやすいという優位性をもたらしている。(編集AK)

「人民網日本語版」2020年12月9日 

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