「シティブレイン」、合肥をよりスマートに

人民網日本語版 2020年12月02日13:20

このほど長江デルタ初の市級スマート駐車システムが、安徽省合肥市で正式に稼働開始された。これは全市で提供されるワンキースマート駐車サービスで、運任せの駐車位置探しを解消している。運転者が目的地に間もなく到達する前、ナビソフトが周辺の「最もスムーズ」「最も人気」の駐車場を推薦してくれるとともに、その駐車場の駐車総台数と空きを表示してくれる。運転者は適切な駐車プランを選択できる。人民日報が伝えた。

スマート駐車には合肥市の「シティブレイン」のサポートが不可欠だ。「シティブレイン」により、交通量をリアルタイムで感知し、分析・予測する機能を実現。現在すでに1300以上の交差点、649本の道路、50エリアのモニタリングカバーを実現している。1日平均の交通警察及び天網データへのアクセス数は2500万件以上、インターネット道路状況データは1億5000万件、輸送管理や路線バスなどのデータは1500万件。渋滞箇所の特定、渋滞原因の分析、渋滞ガバナンス、効果の評価、持続的な最適化モデルにより、交通渋滞ガバナンス閉ループを形成。合肥市は現在、70の重点エリアのガバナンスを完了しており、うち44のエリアで円滑度が大幅に上昇している。

「シティブレイン」により、合肥市の「ワンコード(カード)」管理・サポート体制を構築し、「安康コード」の応用分野と適用範囲を全面的に拡大している。政務サービス分野において、安康コードは各級政務サービス・ホールで「ワンコード出入り」「ワンコード予約」を行い、手続き窓口では168件の個人手続きをワンコードで行える。家事代行サービスにおいて、サービス担当者が安康カードのスキャンで「ワンコードで通行」でき、健康情報と信用情報がワンコードで分かるようになっている。交通分野において、安康コードと乗車コードが融合し、健康情報を照合し、住民の健康的な移動を保証する。スマートコミュニティ分野において、安康コードはワンコードで扉を開き、照合を行う。

「シティブレイン」に基づき合肥市全市民健康医療データバンクを構築。全市では現在まで電子健康カードが146万4000枚発給されている。利用者は累計で延べ880万8000人。819万6000人の合肥市全人口データバンクを構築し、延べ1536万5000人の電子カルテデータを採集。全住民電子健康カルテが計701万4000件作成されている。市民は電子健康カードによりオンライン受診予約、受診、精算を行える。

「シティブレイン」により、合肥市包河区方興コミュニティは各当局の法執行者を統一的な「総合管理係」チームに調整している上に、デジタル都市管理、スマート街頭システム、可視化指揮調整プラットフォームなどを「大型総合管理」実体調整指揮プラットフォームに統合している。エリア内の11.8平方キロメートルの映像データ、2億件以上の都市管理データ及び200種以上の重点人口情報を採集し、これを登録し基礎データバンクを構築。データ統合、リアルタイムモニタリング、閉ループ処置、スマート協同、多元的応用の5大機能を実現した。プラットフォームビッグデータにより、各級都市管理主体の職務履行状況が一目瞭然になる。

今や市民の衣食住、政府の政策決定と都市ガバナンスに至るまで、合肥市の「シティブレイン」は人々の暮らしに深い影響を及ぼし、そしてそれを持続的に変化させている。(編集YF)

「人民網日本語版」2020年12月2日

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