最後の発電機の電力網接続に伴い、中広核新エネ広東陽江南鵬島40万kW洋上風力発電プロジェクトの風力発電機73基のフル稼働を実現した。同プロジェクトの年間送電量は10億1500万kWhにのぼり、標準石炭の使用を31万1500トン、CO2排出量を82万8800トン削減できる。科技日報が伝えた。
同プロジェクトの洋上主体工事は2018年10月15日に始まった。同プロジェクトの海域は堆積地形で、海底の堆積浮上層の深さが数十メートルにのぼり、建設の難易度が非常に高い。また冬の強風、夏の台風の影響を受け、通年の作業可能な日数は約110日しかない。難題に直面した中広核は研究チームを組み、プロジェクト建設に当たらせ、施工工法の最適化を続け、作業できる時期に施工を急いだ。昨年11月1日に同プロジェクト発電機第1弾の電力網接続を完了した。今年は新型コロナウイルスの影響に対し、資源の科学的な調整・分配により、4日で1基のペースで建設再開を全力で推進した。
今年9月末時点のデータによると、中国の風力発電、太陽光発電の送電設備容量は12億kWの目標まで、まだ7億5000万kW近くの開きがある。風力発電と太陽光発電の発展ペースを上げることが、中国のエネルギー構造調整実現の鍵となる。中国の風力発電発展の「主戦場」は現在すでに陸地から洋上に移っている。洋上風力発電所の建設は高い将来性を持つ。(編集YF)
「人民網日本語版」2020年12月24日