張本根さんは、安徽省の農村出身の若者。北京市の2号環状道路東区間の近くにある市場で、小さなカフェを開いている。「普段は『根仔』と呼ばれている。コーヒーの仕事をして約10年になる」と張さんは言う。そして、「コストパフォーマンスのいいコミュニティのカフェを作りたかった。それに市場の中は家賃も安かったので、この場所を選んだ。だから店は『角角珈琲』という名前にした。この『角』を「役」という意味の『角色』だと考えれば、僕がパートナーと2人で開いたこの店の『角角』は、僕たち2人のことも指している」と語った。

張さんは、「来たばかりの頃、北京の第一印象は『大きくて冷たい』だった」と率直に語った。北京に居ついて10年が経ち、今ではカフェの店主になり、「人情味あるコーヒー」を淹れようと努力している。それだけではなく、張さんは「なんでもケース」を用意している。中に入っているのは厚手のブランケットと座布団だ。「僕たちの店はとても小さいし、オープンタイプの店舗で、風も入ってくる。こうすることで店に足りないところを補って、お客さんに暖かく過ごしてもらいたい」と張さんは言う。角角珈琲は開店してからまだ数ヶ月。でも熱心な張さんの店には、すでに多くの常連客がいる。張さんは一人一人に自分のコーヒーを紹介し、新しいアイデアをシェアし、さらには自分の「北京ストーリー」を聞いてもらうこともある。張さんは、「田舎から出てきて働くようになった後、実家から援助はしてもらっていない。両親に外で苦労していると思わせたくない。だって、苦労していると思ったら心配して、両親も田舎で安心して暮らせないから。そうなれば、僕ももっとつらくなってしまう」と言う。そして、「農村では人より抜きんでることが大事。僕にも夢がある。小さくてもいいから自分の車を運転して、田舎に里帰りしたい」と語った。(編集AK)
「人民網日本語版」2020年12月30日
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