イタリアのANSA通信やラ・レプッブリカのサイトなどの11日付けの報道によると、ミラノ大学が主導する国際研究チームは、2019年11月10日に採取された同国の皮膚病の女性患者の生検サンプルから、新型コロナウイルスのゲノム配列を検出したという。同研究結果は、英国皮膚科学会が発行する「British Journal of Dermatology」に掲載された。この研究結果により、イタリアの「0号」患者が2019年11月にまで遡ることになった。新華網が報じた。
同患者は、2020年6月の血清検査でも新型コロナウイルスの抗体が検出されたという。ミラノ大学の研究者は、「現時点でイタリアで確認された最も早くに新型コロナに感染した患者だ」としている。(編集KN)
「人民網日本語版」2021年1月13日