中国の対外貿易輸出が急速に回復安定

人民網日本語版 2021年01月13日16:36

2020年12月11日、浙江省台州市の欧路莎股フン有限公司(フンはにんべんに分)の生産現場はフル稼働で、作業員が市場に投入するスマートバス製品の取り付け・調整作業を行っていた様子。(撮影・蒋友青)

2021年の元旦、浙江省の対外貿易仲介業者の謝勇さんは残業でずっと働きづめだった。人民日報が伝えた。

「対外貿易の受注が3月分、4月分までいっぱいで、ここ数日はさらに海外の顧客からしょっちゅう電話がかかってきて、本当に忙しい!」。同省台州市にある台州正立電機有限公司の製品販売業者である謝さんは、対外貿易の輸出が急速に回復し安定に向かう様子を肌で感じるという。

今、台州で多忙を極める販売業者は謝さんの一社だけではない。台州税関が最近まとめた統計データを見ると、2020年第1-3四半期(1-9月)に、同市の中小規模対外貿易企業(輸出規模1億元以下の対外貿易企業、1元は約16.1円)の輸出成長率は、第1四半期がマイナス20.3%、第2四半期が0.6%、第3四半期が1.9%だった。第1四半期は大幅に減少したが、第2四半期は下げ止まって安定に向かい、第3四半期は安定して回復上昇し、11月には輸出総額と輸出成長率が20年の最高を更新し、総額は89億9千万元、成長率は49.6%になった。

税関総署がこのほど発表したデータでは、20年11月の中国対外貿易輸出は前年同期比21.1%増加し、1-11月の物品貿易輸出入額は同1.8%増の29兆元を超えた。実際、20年9月以降、中国の物品貿易輸出入額は3ヶ月連続でプラス成長を維持し、下ぶれからの転換に成功し、予想をはるかに上回る好調さだった。

同市三門県で自動車の減震装置の販売代理店を経営する代紅軍さんは取材に、「当社は欧米など100数ヶ国・地域に販売業者がいて、こうした業者のために受注・製造の状況をいち早く把握するようにするため、24時間対応のサービスホットラインを特に開設して、注文の問い合わせに応じている。20年7月から、当社では対外貿易の受注が増えている。8月から現在まで、基本的に毎月50%前後の成長率が続いた。すでに受けた注文で数ヶ月先まで埋まっている」と話した。

2020年7月12日、対外貿易の貨物船が浙江省台州市温嶺の龍門港でコンテナを積んでいるところ。(撮影・劉振清)

取材の中で、多くの販売業者が、「20年全体の販売業績を振り返ると、年度末の対外貿易の回復により年初の業績低下による損失は穴埋めされた。通年の状況は、ほぼ例年並みだった」との見方を示した。対外貿易のビジネスが急速に回復したことについては、「全体としてやはり中国国内で新型コロナウイルス感染症対策が大きな成果を上げたこと、企業活動・生産活動が急速に回復したことなどに帰結するだろう」とした。

この半年あまりの間に、販売業者の李一方さんが最も強く感じたことは、ビジネス商談が変わったということだった。これまではしょっちゅう飛行機で飛び回り、あちこち出かけて顧客と対面して交渉し、そうして契約を取り付けてきた。それが今では商談スタイルがオフラインからオンラインへ変わり、インターネット経由で商談するようになった。「ネットでの商談は、便利でスピードも速いし、誠意を欠くということもない」という。

李さんが利益を受けているものに、台州市が最近進めている「インターネット+対外貿易」スタイルがある。同市は「クラウド展示会」、「クラウド商談」、「クラウドマッチング」などの方法で、対外貿易企業の市場開拓と注文獲得を支援し、販売の各段階における感染症の影響を軽減した。20年にはオンライン展示会を47回実施し、「台州クラウド展示会プラットフォーム」を立ち上げ、これまでに600社を超える企業が参加し、地域のブランドの紹介、グローバル調達、オンライン商談などの機能を集めて一体化した総合型展示会プラットフォームを構築した。

同市は新業態・新スタイルを上手に利用するほか、専門の調整メカニズムも構築し、輸出専門チームを立ち上げ、輸出関連のさまざまな作業を統一的に計画した。また最近複数の措置を打ち出し、販売の流れをスムーズにし、通関を最適化し、信用保証をバックアップするなどの各方面から着手して、対外貿易の発展を後押しした。複数の企業オーナーと取次業者が、「販売面のさまざまな問題が解決されたので、貨物がスムーズに輸出できるようになり、このことが最近の対外貿易の回復を後押しする役割を果たした」との見方を示した。(編集KS)

「人民網日本語版」2021年1月13日

最新ニュース

注目フォトニュース

コメント

| おすすめ写真

ランキング