国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長は11日、「中国オリンピック委員会が、今夏の東京五輪とパラリンピック、来年の北京冬季五輪とパラリンピックに参加する選手たちに新型コロナウイルスワクチンを提供する」ことを明らかにした。ワクチンの費用は、IOCが負担するという。バッハ会長は、「中国オリンピック委員会のサポートにとても感謝している。これはまさに五輪精神である連帯感のある協力を体現するものだ」と中国オリンピック委員会に向けて謝意を示した。新華社が報じた。
IOCバッハ会長(写真はIOC公式サイトから)
これらのワクチンは、グローバルパートナーシップを通じて提供する方法と、すでに中国とワクチンについて合意がある国・地域に対しては直接供給する方法の2種類の方法により提供される。
バッハ会長は、「これは東京五輪とパラリンピックの安全性を確保するための新たな一里塚となる」と強調した。(編集KN)
「人民網日本語版」2021年3月12日