チリの公衆衛生研究院は現地時間の7日、中国の康希諾生物股フン公司(フンはにんべんに分)が製造した新型コロナウイルスワクチンに緊急使用許可を出した。これにより、チリで緊急使用が認められた中国製ワクチンは2種類目になった。
同日に行なわれた専門家委員会の投票に参加した、チリの感染症学専門家のバレンズエラ氏は、「このワクチンは高い安全性と免疫原性を供えている」と述べた。
康希諾のワクチンはすでに中国、メキシコ、パキスタン、ハンガリーなどで緊急使用許可を獲得した。同ワクチンは現在、チリで第3期臨床試験が行なわれている。
チリのピニェラ大統領は同日、「単独で注射する康希諾のワクチンを使用すれば、我が国のワクチン接種スピードを高め、接種範囲を拡大することになる」と述べた。(編集KS)
「人民網日本語版」2021年4月10日