「2021京東読書データ報告書」、自己啓発本が人気

人民網日本語版 2021年04月23日15:15

京東研究院は京東図書と共同で、21日に「2021京東読書データ報告書」を発表した。中国新聞網が伝えた。

報告書によると、昨年以来、小説、文学、自己啓発、心理学の本が男女や年齢を問わず広い読者層からより高い人気を集めていた。2020年、読者は、謎解き、子供時代・故郷との折り合いの付け方、成長を拒むこととの向き合い方、温もりを感じさせる現実主義、自然治癒力という5つのジャンルの書籍から慰めを得ていた。こうした傾向は、ポストコロナ時代、読者が読書によって得ようとする知識やスキルなどのニーズが比較的一致しており、社会から認められている知識と能力を身につけようとより必死になっていることが分かる。

また報告によると、女性の読書が「硬派」になっていることがわかる。文学(青春文学を含む)や外国語、育児書を購入する女性の割合が近年低下している一方で、経済や金融、管理、原書、法律、心理学などの割合が上がっている。さらには、より専門的な、「液体燃料ロケットエンジン推力室設計」や「初心者から上級者までの電気技師へ」、「機械学習公式解説」といった専門書を買い求める女性もおり、これらの書籍が35歳以下の女性の関連分野におけるベストセラー本になっている。

さらに大人向けの教育書の読書傾向にも大きな変化が生じている。報告書によると、2017-20年の英語読書データの変化を見ると、英語学習のブームがすでに落ち着きを見せている。大学・専門学校教育が近年非常に活況で、多くの若者が自分への「充電」を続けようとし、関連書籍の販売をけん引している。(編集YF)

「人民網日本語版」2021年4月23日

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