永久凍土を走る中国最北の高速鉄道が着工

人民網日本語版 2021年05月14日16:57

黒竜江省哈爾浜(ハルビン)市と伊春市を結ぶ哈伊高速鉄道プロジェクトのうち、鉄力-伊春区間が今月13日午前、先行して工事を開始した。哈伊高速鉄道は黒竜江省の中部に位置し、南西から北東に向かって走る。起点はハルビン市で、巴彦県、綏化市、慶安県、鉄力市を通過して、伊春市と結ばれる。全長300.361キロで、9駅が設置され、うち6駅が新設。特大橋45基も建設され、設計時速は250キロとなっている。中央テレビニュースが報じた。

中鉄二十二局集団の鉄力-伊春区間の工事を指揮する麻国臣氏によると、先行して工事を開始した鉄力-伊春区間は、小興安嶺山脈の南の麓に位置し、沿線にはたくさんの山や景勝地がある。中国で初めて永久凍土エリアを運行する高速鉄道となり、現在のところ中国最北に建設される高速鉄道でもある。同鉄道は約50キロの原始林や二級水源保護区、日月峡国家級森林公園などの景勝地も通過するため、建設の際、極めて高い環境保護レベルが要求される。

哈伊高速鉄道は、中国最北部地域の主な旅客輸送ルートとなり、完成後は沿線の綏化市や慶安市、鉄力市、伊春市などが「ハルビン1時間、2時間」経済圏の範囲にすっぽりと入り、東北エリアの振興を促進し、中国北部エリアとロシアの貿易、経済成長の新たな牽引役になると期待されている。(編集KN)

「人民網日本語版」2021年5月14日

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