中国国務院共同対策メカニズムは14日に記者会見を行ない、「外からの輸入防止」と新型コロナウイルスワクチンの接種の状況などを説明した。経済日報が伝えた。
国家衛生健康委員会疾病予防抑制局の賀青華一級巡視員は、「現在、新型コロナウイルスの変異には3つの特徴がみられる。1つ目は、新型コロナウイルスの変異が全体として加速していることだ。世界保健機関(WHO)のデータによると、変異が起こる確率は0.1‰から徐々に上昇して1.3‰になった。2つ目は、変異株が確認された国が増加を続けていることだ。特に最近インドで確認された変異株が国際社会で広く関心を呼び起こした。これまでに少なくとも44の国と地域で変異種の存在が確認されている。3つ目は海外で感染症が伝播し続けていることで、新たな変異株が出現した可能性も排除できない」と述べた。
賀氏は、「ウイルスが変異しても、変異の速度が速くても、新たな変異株が増えてもよい。中国には海外から中国に輸入される変異株を監視測定できる力がある」と述べた。中国疾病予防管理センターの研究員で、科学研究難関攻略チームワクチン研究開発専門グループ専門家メンバーの邵一鳴氏は、「WHOが中国製ワクチンの『緊急使用リスト』入りを承認したことは非常に重要な成果だ。これまで中国製ワクチンは他国に入るのに長い時間がかかっていた。WHOの承認後、中国製ワクチンは発展途上国とその他の国の感染症予防抑制により迅速に便利にサービスを提供できるようになった」と述べた。(編集KS)
「人民網日本語版」2021年5月15日