青海省で22日深夜にM7.4の地震 雲南省の地震は死者3人

人民網日本語版 2021年05月22日11:13

中国地震台網の観測によると、中国時間5月22日午前2時4分、青海省果洛蔵族自治州瑪多県(北緯34.59度、東経98.34度)でマグニチュード(M)7.4の地震があった。震源の深さは17キロメートル。

青海省・西寧で強い揺れ 現時点で死傷者の報告なし

今回の地震の震源地は黄河郷の政府機関所在地から7キロ、瑪多県の行政中心地から38キロ、省都の西寧市から385キロの地点。青海省応急管理庁によると、省全域で揺れを感じ、西寧は特に強く感じた。隣接する甘粛省でも、各地ではっきりとした揺れを感じたという。

震源地から10キロ以内の範囲の平均海抜は約4200メートル。この地域は牧畜地域で、住居は分散し、人口密度が低い。現時点で、死傷者は報告されていない。一部の家屋が損傷を受けたとみられ、被害の状況について確認作業が進められている。

青海で余震を100回以上記録 重大地震災害Ⅱ級緊急対応が発動

今回の青海・果洛のM7.4の地震は、専門家の緊急会合を経て、本震-余震型の地震活動パターン、余震活動のレベルはM6前後とされた。専門家の初歩的な判定によると、青海の地震と雲南省で起きた地震には関連がないという。

同日午前4時35分、青海省では余震が104回記録され、M3以上の地震が40回あり、うち最大の震度はM4.6で、救援隊がすでに現地入りしている。青海省は重大地震災害Ⅱ級緊急対応を発動し、同庁と消防救援総隊がすでに被災地に人員を派遣した。

このほか玉共高速道路(共和-玉樹)の野馬灘大橋と花久高速道路(花石峡鎮-久治県)の昌瑪河大橋が陥没し、国・省の幹線道路が変形して隆起する被害があり、修復作業が急ピッチで進められている。両高速道路は一時的に通行止めになった。また電力系統の主線は正常に運行しており、損傷を受けた一部は急ぎ修復が進められている。

雲南・漾濞の地震で死者3人・負傷者27人

雲南省大理白族自治州委員会によると、速報値の統計では、中国時間22日午前6時までに、同州漾濞彝族自治县で起きたM6.4の地震による死傷者は30人に上り、うち同県は死者2人、軽傷者23人、重傷者3人、永平県は死者1人、大理市は軽傷者1人となっている。

21日夜、漾濞県で地震が発生した後、雲南省減災委員会は二級緊急対応を発動した。これまでに県城所在地の住民2万1千人が指定緊急避難場所3ヶ所に秩序よく避難した。救援隊が震源地に入り、余震に注意しながら救援活動を進めている。(編集KS)

「人民網日本語版」2021年5月22日

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