BRICSワクチン研究開発中国センターが北京に設立

人民網日本語版 2021年05月29日16:01

28日に行なわれたイベント「2021年北京科学技術ウィーク」で明らかにされたところによると、北京科興中維生物技術有限公司(シノバックライフサイエンス)はこのほどBRICS(新興5ヶ国)ワクチン研究開発中国センターを正式に設立した。オンラインとオフラインが融合したスタイルで、5ヶ国のワクチン共同開発・テスト、工場建設での協力、ライセンス生産、標準の相互認証などを進めるという。新華社が伝えた。

データによると、同公司は中国と世界の約40ヶ国・地域に新型コロナウイルスの不活化ワクチン「克爾来福(CoronaVac)」を5億4千万回分供給し、世界の供給量の約4分の1を占め、累計接種回数は4億回に迫り、世界の感染症予防・抑制を効果的にサポートしている。

同センターは今後、BRICS各国や更に多くの国家、各国の大学・科学研究機関・衛生疾病関連機関・産業界と協力して、疾病の流行の変化やウイルスの変異状況をモニタリングし、ワクチンの研究と産業化を推進し、ワクチンの応用戦略などを探求し、関連機関の新型コロナウイルスワクチン研究を物質や資金の面で支援し、世界の優れた科学者たちに研究チームに加わるよう呼びかけるとしている。(編集KS)

「人民網日本語版」2021年5月29日

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