29日に石油製品価格調整 今年2回目の据え置きか

人民網日本語版 2021年05月28日16:13

29日午前0時、今年10回目の中国国内石油製品価格調整が行なわれる。関連機関の予測では、今回はかなりの確率で価格が据え置かれ、今年2回目の据え置きとなる見込みだ。「中新経緯」が伝えた。

北京時間の27日早朝、国際市場で原油価格が値上がりした。米ニューヨーク原油先物相場は軽質スイート原油(7月渡し)が14セント上昇して、1バレルあたり66.21ドル(1ドルは約109.9円)で取り引きを終え、北海ブレント先物は0.22ドル(0.32%)高の1バレル68.87ドルで引けた。

コモディティ情報を提供する卓創資訊の張肇欣アナリストは、「最近、国際原油価格は値下がりした後で値上がりし、今週の原油価格の平均は前回の計算周期と比べると差が縮まり、石油製品の引き上げ調整幅は1トンあたり50元(1元は約17.2円)に満たず、今回の国内石油製品価格調整は据え置きになる確率が高い」と述べた。

同じくコモディティ情報を提供する隆衆資訊の李彦アナリストは、「海外の新型コロナウイルスの感染状況が依然厳しく、投資家は慎重な態度を崩していない。ワクチンの接種が進むにつれて、米国、中国、欧州の一部エリアが感染症から急速に回復しつつあり、インドのニーズ減少の影響をカバーしている。予測では、5月28日の中国国内石油製品価格調整が対応する理論的引き下げ調整幅は1トンあたり約10元となり、1トンあたりプラスマイナス50元の価格調整ラインを超えることは難しいだろう」と分析した。

筆者の統計によると、今年に入ってから、中国では石油製品の価格調整が9回行なわれ、ガソリンは1トンあたり累計1005元引き上げられ、ディーゼル油は同970元引き上げられた。今回据え置きとなれば、今年に入ってからの価格調整は「7回引き上げ・1回引き下げ・2回据え置き」となる。(編集KS)

「人民網日本語版」2021年5月28日

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