甘粛省交通運輸庁は2日、「甘粛路橋建設集団の関連企業が施工を請け負っている霊台-華亭高速道路(S28号線)第一期の路床工事において、『無人運転』技術を導入した路盤締固め作業を無事成功させた。これは、省内で初めて、高性能無人運転振動ローラなどの道路建設機械を複数集めて実施した路盤締固め作業となった」と発表した。
工事現場の施工担当者は、「この道路での路盤締固め工事に採用された道路建設機械は全て、最も先進的な『無人運転』型機だ。これらの建機には北斗衛星測位システムが搭載されており、振動ローラに配備されたセンサーが周囲の環境情報を収集して、ベースステーションに伝える。環境パラメータに基づいて最適な作業ルートや施工スピード、プレス回数などが算出可能なだけでなく、自動警報、緊急停車、自動障害物回避も実現している」としている。
またこれらの建機による施工軌道決定精度の誤差は、2、3センチメートルにまで抑えられており、全天候型の連続運転という需要に対応し、1人の作業員が建機3台までコントロールできる点は注目に値する。このような性能のおかげで、安全性と高い効率を保証し、従来の作業に比べ、施工の質と効率が大幅に引き上げられている。(編集KM)
「人民網日本語版」2021年6月3日