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10日内に2回の飛行、ますます近づく宇宙旅行時代

人民網日本語版 2021年07月23日08:18

米国の宇宙飛行士は1969年7月20日にアポロ11号に乗り、初めて月面に着陸した。この快挙は5歳のベゾスの心に消せない印象を残した。世界一の富豪になったベゾス氏は丸52年後、自身初の宇宙旅行という特別な方法によりこの日を記念した。科技日報が伝えた。

ベゾス氏とほかの3人の乗客は北京時間20日午後9時13分、宇宙企業「ブルー・オリジン」の準軌道ロケット「ニューシェパード」に乗り、米テキサス州から打ち上げられた。飛行高度は100キロメートルを超えた。彼らは約10分後、安全に地上に帰還した。

準軌道有人飛行は最近、他にも行われていた。7月11日、英ヴァージン・ギャラクティックの創業者であるブランソン氏は、同社の準軌道宇宙船のWhite Knight Two/Space Ship Twoに乗り、宇宙で無重力を体験した。

全国宇宙探査技術首席科学発信専門家の厖之浩氏は、「これは重要なスタートで、準軌道商業宇宙旅行の新時代の序幕を開いた」との見方を示した。

厖氏は「両社はまだ試験飛行段階にとどまっているものの、今後の試験飛行が順調であれば、その後しばらくすると正式に宇宙旅行を打ち出すだろう。例えばヴァージン・ギャラクティックはすでに準軌道宇宙船のSpace Ship Twoを少なくとも5機、ジェット航空機のWhite Knight Twoを2機保有している。同社は今後、試験飛行を2回予定している。来年にも全面的に商業宇宙旅行を開始する見通しだ。これまですでに700席超の予約金が入っており、1席の平均価格は20−25万ドル。将来的には約4万ドルまで引き下げられる見込みだ」と話した。

中国航天科工集団二院の研究員である楊宇光氏は、「技術について言えば、上述した2者の技術ロードマップに大きな違いが見られるが、どちらも過去の技術を踏襲している。例えばヴァージン・ギャラクティックのプランによると、White Knight Twoを使い空中でSpace Ship Twoを発射するが、この2つの飛行体はどちらも水平方向で離着陸するうえ再利用できる。これはNASAが中心になり開発したX-15実験機に非常に似ている。ブルー・オリジンが採用する飛行方法は比較的古典的なもので、ニューシェパードにより宇宙船を打ち上げる。両者はいずれも垂直方向で離着陸し再利用できる。米国の1961年のマーキュリーの1回目と2回目の飛行は、いずれも準軌道有人飛行だった」と述べた。

にもかかわらず、楊氏は両社の飛行試験は有意義であると見ている。そして、「人類初の再利用可能な軌道飛行体はスペースシャトルだが、コストダウンと安全性の面で大きく失敗している。その痛ましい教訓は客観的にその後の再利用技術の試みを妨げた。しかしブルー・オリジンやスペースXなどの企業はこれらの技術を拾い上げ、さらに発展させ、失敗の影響を払拭した。これは評価されるべきだ」と述べた。

また楊氏は、「有人宇宙・深宇宙探査と宇宙科学は経済効果を直接生まない。投資収益率は非常に高いが、主に成果の転化やその他の間接的な効果に現れている。一方で、宇宙旅行は直接稼げる業界で、その進展は有人宇宙事業の急速な発展をさらに推進していくだろう」と述べた。(編集YF)

「人民網日本語版」2021年7月23日

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