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中国が独自に開発した船外宇宙服、細部にもこだわり

人民網日本語版 2021年07月05日13:52

有人宇宙船「神舟12号」の乗組員は緊密に連携し、北京時間4日午後2時57分に約7時間の船外活動を終え、船外活動期間中に予定されていたすべての任務を無事に遂行した。

7時間の船外活動で、宇宙飛行士の船外宇宙服が活躍し、非常に安定した性能を発揮した。

今回の宇宙服にはこれまでのものとどのような違いがあるのだろうか。

■背中に五星紅旗が追加

今回の神舟12号任務の船外宇宙服は、中国が独自に開発した次世代船外宇宙服だ。

この前の神舟7号のものと比べると、背中に五星紅旗が追加された。

■内蔵型給水袋、4層構造のヘルメット

船外宇宙服の防護マスクの中には給水袋がある。

これに対し、「人に優しいデザインだ」というネットユーザーのコメントが寄せられた。

またこの船外宇宙服は、超小型の有人宇宙船に相当する機能を持つ。

4層構造となるヘルメットは、2層は圧力マスクで、間に窒素が充填されており、曇り止めと断熱の役割を担うことができる。

外層の光学フィルターマスクはサングラスに相当し、宇宙飛行士は日が当たるエリアと当たらないエリアで日差しが目に入らないように、これを使い分けることができる。

■重さ130キロだが着脱が便利に

次世代船外宇宙服は多層設計で、真空防護、高・低温防護、放射線防護を実現。

中国宇宙飛行士科学研究トレーニングセンター宇宙服工学室の張万欣室長は、「この船外宇宙服の活動可能時間は8時間にも及び、身長160−180センチの人が着用でき、体型に応じて調節可能だ」と説明した。

船外宇宙服は重さ130キロだが、便利かつスピーディに着脱できる。

一般的な状況であれば、宇宙飛行士を含む被験者は3分ほどで着用することができる。(編集YF)

「人民網日本語版」2021年7月5日

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