カッコよすぎる!空母「遼寧」の女性乗組員たち

人民網日本語版 2021年08月12日16:41

中国の航空母艦「遼寧」の飛行甲板で指揮員が指令を出すと、戦闘機がスムーズに飛び立ち、「離陸成功!」という声が上がった。これは、全員が女性隊員のヘリコプター離着陸チームが初めて自分たちだけで完遂した任務となった。北京日報が報じた。

「遼寧」は十分な数と規模を持つ艦上機調整・輸送チームの構築に取り組んでいる。航空当局は性別などの障壁を打破して、女性誘導員や女性係留員の育成にも力を入れており、女性乗組員が男性乗組員と足並みを揃えて本来の力を発揮し、同じ土俵で切磋琢磨できるようにしている。現在、女性誘導員2人と女性係留員4人が任務に就く能力を備えている。

体重50キロにも満たない范時鈺さんは、最初の頃は甲板で風に飛ばされてしまいそうだったという。范さんは、「甲板でしっかり立てるようにならなければ!」と、休日返上で厳しい訓練に励み、しっかりと立つための練習を積み、ヘリコプターが離着陸できるよう正確に誘導する誘導員へと成長した。

「夢がついにかなった」と話す元夢さんは最初、係留チェーンを持ち上げるのもままならなかったという。しかし、今では、4つのタイプの係留アンカーを使う方法をマスターし、第一線で活躍する係留員となっている。

「できます!」と胸を張る劉咪咪さんは、大学を卒業して間もない女性兵士であるものの、未熟でひ弱な女子大生から、20キロの係留チェーンを持ち上げることができ、軽快な動きを見せるたくましい女性へと変身した。

路昱さんと王宇琪さんは兵士としての等級はまだ一番下。厳しい訓練に一生懸命ついていき、係留チェーンを何度も持ち上げるうちに、手袋は破れ、手には豆ができたという。しかし、汗と涙を流しながら訓練を受け、今では最も美しく、最もパワフルな「空母の花」となっている。

「想像以上の成長ぶりだ!」。自分が訓練した女性乗組員が落ち着いてスムーズに任務を完遂する様子を見て、李林清二級軍士長は目を細めた。

王雪亮航空長は、「遼寧は今後、さらに多くの男性に負けない女性誘導員や女性係留員を育成していく。そして、軍において女性が輝けるようにし、最強の空母人材チームを作り上げたい」と自信に満ちた表情で語った。(編集KN)

「人民網日本語版」2021年8月12日

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