四川省成都市で、2022年に延期して開催予定の第31回夏季ユニバーシアードで使用されるトーチ「蓉火」が8月31日夜、成都金沙遺跡博物館で正式に公開された。中央テレビニュースが報じた。
夏季ユニバーシアードのトーチの名前は、成都の略称である「蓉」を用いた「蓉火」で、同時に「融合」という思いも込められている。そのデザインはカラフルなグラデーションカラーで、同大会のメインビジュアルを反映し、成都の熱意にあふれ、活力に満ちたおしゃれで多彩な生活、そして大学生の活気に満ちた青春を表現している。
トーチの正面には四川の「代名詞」であるパンダがデザインされており、トーチのヘッド部分には成都のシンボルマークとなっている文化遺産「太陽神鳥」の要素がデザインされている。また、トーチを横から見ると、同省徳陽広漢市の三星堆遺跡で出土した青銅立人像のような形になっている。
トーチの原材料は全てリサイクル可能で、宇宙飛行用の特殊エンジン技術をベースにして火が灯るようになっており、消えることなくリレーできるほか、環境にもやさしい仕上がりになっているため、夏季ユニバーシアードの「グリーン、スマート、活力、シェアリング」というコンセプトにもしっかりとマッチしている。(編集KN)
「人民網日本語版」2021年9月1日