山西省太原市でこのほど開催された2021年太原エネルギー低炭素発展フォーラムは、多くの人から注目を集めた。想像もしなかった低炭素のハイテクが、人々の衣食住を変えようとしている。新華社が伝えた。
「トウモロコシやコーリャン、農作物の茎で服を作る」と聞いても、てっきり冗談を言っていると思うかもしれない。ところがそれが合成生物技術により現実になっている。
山西総合改革示範エリアの展示ホール内には、柔らかくカラフルな生地と、これらの生地を使って作ったシャツやスポーツウェアが展示されていた。
上海凱賽生物技術公司の臧慧卿副総裁は、「従来の化学工業プロセスと比べると、トウモロコシや作物の茎からグリーンなナイロンを抽出することで、炭素排出量を大幅に削減できる」としている。
山西省では昨年10月に山西合成生物産業生態団地が着工された。今年2月には太原市で合成生物山西省重点実験が設立されており、石炭大省と呼ばれる山西省は合成生物産業に取り組み、これを低炭素発展の手段の一つとしている。(編集YF)
「人民網日本語版」2021年9月7日