雲南省保山市、今後5年でグリーンなシリコン産業を1千億元クラスに

人民網日本語版 2021年06月03日13:22

雲南省保山市中国共産党創立100周年祝賀シリーズ記者発表会・雲南省保山市特別記者発表会で2日に明らかになったところによると、同市はシリコン産業発展のチャンス期を逃さず、産業チェーン、サプライチェーン、バリューチェーンの川中・川上への進出を目指し、資源利用の最大化を実現し、第14次五カ年計画期間中(2021−25年)にグリーンシリコン材産業を1000億元(1元は約17.2円)クラスの産業にすると発表した。中国新聞網が伝えた。

保山市はクリーンな太陽光エネルギー、グリーンな水力発電、産業用シリコンの資源が豊富で、水力発電とシリコンを一体化させるというとりわけ恵まれた優位性がある。保山の産業用シリコンの生産量は現在、全省の40%、全国の10%前後を占めている。雲南省最大の、全国でも有名な単結晶シリコン棒の生産拠点になっている。保山産業パークは雲南省が重点的に育成する10の1000億元クラスパークの一つ、全国繊維産業移転モデルパーク、雲南省水力発電・シリコン材料加工一体化産業モデル拠点に選ばれた。

保山市党委員会書記の楊軍氏は記者会見で、「保山市はシリコン太陽光発電全産業チェーンの発展を全力で推進する。2025年までに多結晶シリコンを18万トン、単結晶シリコン棒を60GW、単結晶シリコンスライスを30GW、単結晶シリコン電池セルを10GW、太陽光モジュールを10GWを実現し、生産高を1000億元、付加価値を240億元以上を実現する。保山はさらにシリコン電子産業チェーンを拡大・構築し、2025年までに電子レベルシリコン材料の加工・生産のブレイクスルーを実現し、先駆けて雲南省電子レベルシリコン材料モデル拠点になる」と述べた。

そして「我々は、シリコン化学工業の産業チェーンを適時発展させ、有機シリコン単体から末端加工応用に至るシリコン化学工業の産業チェーンを積極的に構築する。炭化ケイ素産業チェーンを秩序正しく推進し、炭化ケイ素結晶、不定形新型耐火材料、炭化ケイ素繊維などの川下加工応用産業チェーンの構築を加速させる」と続けた。

楊氏はさらに「保山市は世界一流の『クリーンエネルギーの切り札』の構築をめぐり、世界トップ500社の20数社を相次いで導入した。シリコン産業、食品・薬品、軽工業、グリーン化学工業建設、電子情報の5大産業を中心とする工業・産業体制を大まかに形成した」とした。(編集YF)

「人民網日本語版」2021年6月3日

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