世界ロボット大会の閉幕式で正式に発表された「中国ロボット産業発展報告書」によると、中国の今年のロボットの市場規模は839億元(1元は約17.0円)にのぼると予測される。うち産業ロボットの市場規模は445億7000万元(約7580億円)にのぼり、2016-23年の年平均成長率は18.3%にのぼる見通しだ。人民日報が伝えた。
中国の製造メーカーのデジタル化・スマート化モデル転換の建設ペースが近年日増しに上がっており、産業ロボット市場の急成長を力強く推進している。感染症の影響を受け、世界のロボット市場は昨年下落したが、中国の産業ロボット市場は真っ先に回復を開始した。23年には中国国内の市場規模がさらに拡大し、589億元を突破する見込みだ。
市場規模の持続的な拡大と同時に、研究開発水準も持続的に向上している。報告書によると、中国による産業ロボットの独自開発のペースが上がり、より多くの業界で応用され、産業ロボット基幹部品の国産化のペースが明らかに加速している。中国の先端製造業の代表格の一つとしての産業ロボットの中核部品の国産化率が近年上がり続けており、独自に制御可能な産業チェーンエコシステムを形成しつつある。(編集YF)
「人民網日本語版」2021年9月15日